ThinkPad T460sの交換可能なメモリスロットは1つ。
8GBからスロットに差し込めるメモリ容量最大の16GBに交換しました
T460sは基板に取り付けられているオンボードメモリ(交換不可)によって最大搭載メモリが変わってきます。
オンボードが4GBなら最大20GB。8GBなら最大で24GBまでの増設が可能。
今回T460sに使ったのはクルーシャル SODIMM DDR4 16GB。
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T460sで問題なく認識し、オンボード8GB+16GBで24GBのメモリ容量に。
過去モデルのT450sやT440sのメモリ規格であるDDR3やDDR3LとT460sのDDR4メモリはピン数が異なるため、取り付けが出来ず、互換性がありません
前モデルのメモリはT460sでは使えませんのでご注意ください。
メモリ交換前の準備
メモリーを交換、増設する前に内蔵バッテリーの無効化をし、基板への電流を遮断します。

→ ThinkPad 内蔵バッテリー無効化の方法
バッテリー無効化をすると、バッテリーのみでの駆動が出来なくなります。
無効化を解除するにはACアダプターを電源端子に挿せばOK!
裏蓋を外す
ThinkPad T460sの天板に傷がつかないようタオルなどを引いて裏返しましょう。
裏面、5本のネジをプラスドライバーで緩めます。

ネジにはストッパーがあり、裏蓋から完全には外れません
ドライバーを回してカチッとネジから音がするようになればOKです

T450sに比べてネジ数が減り、お皿が大きくなって強度が増したよう。
万が一、プラスドライバーでねじ山をつぶしてもマイナスドライバーも使える親切設計で安心して分解できるようになりました。
全てのネジをゆるめると液晶ヒンジ側にわずかな隙間が出来ます。

隙間にツメを入れ込んで軽く引き上げる。

ガチャッと音がしていとも簡単に裏蓋が開きました。
T450sやT440sはとにかく、裏蓋を開くのが大変で、素手ではなかなか難しかったけど、T460sでは改善されて、特別な道具なくして容易に開きます。
DDR4メモリを交換、増設する
液晶ヒンジ側を下にして、中央左側にメモリスロットがあります。

メモリの両端にある固定金具を外側に開くと、30度ほど起き上がる。

※メモリスロットが空いてる場合、この手順は飛ばしてください
斜め上方向に引き上げてメモリーを外します。

新しく準備したクルーシャル DDR4 16GBメモリの切りかけを基板とあわせます。

外したときと逆の手順で斜めにしっかりとはめ込み・・・

メモリの中央部分を指の腹で押し込むとカチャッとメモリが固定されます。

切りかけがあわなければメモリが入らないので問題ないかと思いますが、
ごくまれに、メモリの押し込み不足で認識されない場合があります。
斜めに挿したときに奥までしっかり入れて、端子部分がちゃんと隠れているか確認しましょう。
裏蓋の取り付け
最後に裏蓋をパームレスト側(液晶のヒンジがある逆側)からツメをはめて基板にかぶせます。

5本のネジを締めていけば、側面のツメがカチッと音がしてはまりました。
たまに側面のツメがはまらないこともあるので・・・

指で押して裏蓋がしっかりはまってるか確認してメモリ交換完了!
16GBメモリが認識しているか確認
メモリが認識されているか確認するため、T460sにACアダプターを取り付けてバッテリー無効化を解除し、電源を入れます。
「Windowsボタン」を押しながら「X」を押してシステムを開く

実装メモリ(RAM)の項目を見ると、オンボード8GBと今回取り付けた16GBの合計24.0GBが間違いなく認識されている。
念のため、BIOSからもメモリの認識を確認してみる。
windowsを再起動し、画面が暗くなったらF1ボタンを連打。
ピッっと電子音が鳴ってBIOS画面が立ち上がる。

Installed memory項目を見てみると、こちらも当然ながら24GBを認識していました。
あっという間にメモリ交換完了!
T460sのメモリ交換完了までの所要時間は写真を撮りながら15分。
慣れれば、5分ぐらいで簡単に交換ができます。
過去モデルのT450sやT440sでは裏蓋が開きにくく、メモリ交換だけで30分以上格闘していた頃が懐かしくなります。
T460sから改善された裏蓋の機構でメモリの拡張がストレスなく出来るようになりました。
今回ThinkPad T460sに使った16GBメモリはこちら

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